経営幹部インタビュー 新河戸 健人
Executive interview
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20代でCOOに就任。
成長を支えたのは、顧客と向き合う姿勢とミッションへの共感
株式会社ロゼッタ 取締役
MTカンパニー COO
(Chief Operating Officer:最高執行責任者)
新河戸 健人(しんかど・けんと)
所属部署などは取材当時の情報を記載しています
プロフィール
「言語の壁を無くす」というビジョンに共感し、2018年、株式会社ロゼッタに入社。専門文書翻訳「T-4OO」、会議音声翻訳「オンヤク」などAI翻訳の新規顧客開拓と戦略策定に従事。これまで1,000社以上の課題と向き合い、翻訳SaaS導入をサポートしてきた知見を活かして企業の業務効率化を推進してきた。現在は株式会社ロゼッタでCOOと営業戦略統括部 統括部長を兼務している。
主体的にミッションを捉えた
瞬間から始まった、自身のキャリア
新河戸さんはなぜ、株式会社ロゼッタを志望したのですか?
一番大きな理由は、掲げているミッションに共感したからです。私は幼少期にアメリカに住んでいたこともあり「将来はグローバルに働きたい」と考えていたのですが、中途半端な英語力の状態で日本に帰国してしまったんです。
そんな時に「我が国を言語的ハンディキャップの呪縛から解放する」というミッションに偶然出会い、そのメッセージが心に強く刺さって。まさに、自分自身がその当事者だと感じたんです。当時のミッションだった「言葉の壁をなくす」という言葉にも共感し、入社を決めました。
入社後はどのような業務から
スタートしたのですか?
入社後から現在まで、営業を担当しています。入社した当初はフィールドセールスから始まり、その後はカスタマーサクセス、インサイドセールス、営業企画などを経験。現在は約50名ほどのメンバーが所属するMTカンパニーの責任者を務めています。
実際に入社してみて
気づいたことはありましたか?
ロゼッタはAI翻訳サービスを提供している企業ですから、入社前までは、いわゆる「日常会話やビジネス会話を翻訳しているイメージ」を持っていたんです。
しかし、ほとんどのプロジェクトは「産業翻訳」が中心。今までに触れたことがなかった特殊な専門領域が存在することを知り、最初は驚きました。翻訳において重視される点は、依頼をいただく顧客によって異なります。例えば、翻訳された文書の専門用語が正しく翻訳されているかを確認するのはもちろん、過去に翻訳した文書との整合性が取れているかや、国際規格やガイドラインに準拠した翻訳になっているかなど、業界や専門文書特有の課題についても理解しておかなければなりません。自動車、製薬、化学、食品、建設、IT、法務などさまざまな分野で活躍している企業と関わることで、自分自身の視座も高くなっていったのではないかと感じています。
営業未経験から実績を積み重ね、
カンパニーCOOに
未経験から営業をスタートした新河戸さんですが、どのようにスキルを身につけていったのでしょうか?
顧客との商談を通じて、実際の現場に入っていく機会が多く、「社内で一番顧客と接してきた」という自負がありますね。私は決して器用なタイプではないので、顧客と接する時間をなるべく増やすようにしていました。そのおかげで、入社後の早い段階で営業実績を出すことができたと思います。成果をきちんと出してきたからこそ、メンバーからの信頼も深くなっていったのかもしれません。
今まで手がけたプロジェクトの中で、
最も印象に残っているものは?
ある大手自動車メーカーのプロジェクトですね。「社内全体で業務に関するドキュメント翻訳を効率化したい」との内容でした。
同じ翻訳でも、部署や文書ごとに課題が違う為、現場ごとの課題を社内で理解してもらえず苦労されていました。
これら一つひとつの課題と向き合い、現場の従業員さんをはじめ、たくさんの関係者を巻き込みながらボトムアップ式に提案を重ね、結果として全社導入が決定したんです。ちょうど入社3〜4年目の頃でしたね。数千人規模のユーザーに使っていただく、規模の大きな導入提案を初めて成功させることができました。導入後のフォローアップも含めて長いお付き合いになり、営業としての自信もつきました。
成長の反対は、現状維持
現在は「責任者」というポジションで、チームのマネジメントも担当していますね。マネジメントをする際に意識していることはありますか?
やはり「相手の視点に立つこと」ですね。営業として顧客に接する時と同じです。相手の立場から物事を見るようにしています。
私はプロダクトの責任者でもありますから、開発担当や技術部門など他部署との連携が不可欠です。それぞれの担当者の声を吸い上げた上で、最適な方針を示せるかどうかが問われていると思っています。
もちろん、時には意見が対立するケースもあります。その際には、一方だけを切り捨てるのではなく「双方の意見を踏まえた、新たな提案を出そう」と提案するようにしているんです。まずはニーズを伺い、異なる意見を無かったことにせず、より高い次元で活かせるようにしていきたいと思っています。
仕事に取り組む上で、
大切にしていることはありますか?
「ビジョンに共感しているか」、そして「ワクワクできることか」です。その背景には、変化を恐れず、常に新しい環境に身を置き、挑戦したいという気持ちがあります。
成長するための挑戦には、勇気が必要です。「成長の反対は、衰退ではなく現状維持だ」という言葉をどこかで聞きましたが、まさにそのとおりだと思います。
ロゼッタは常に新しい変化を取り入れ、挑戦する人を応援する文化が根付いています。入社以来、決して変わらないその社風は、私自身の信念とマッチしていると感じていますね。
顧客の課題と本気で向き合い、
解決できるか?
どのような方と一緒に働きたいですか?
お互いにリスペクトを持ち、私にはない魅力を持っている人材と一緒に働きたいですね。メタリアル・グループの社員は優秀な人材が多く、ここで出会えて幸運だと思いながら働いています。マーケティングや開発企画、経営など、私にはない専門知識を持った方々と協働し、戦略を立てて動いていきたいです。
素敵ですね。新河戸さんから見て、
どのような方が営業に向いていると
思いますか?
顧客の課題に真摯に向き合える方であれば、向いていると思います。すべての職種に共通していますが、相手が抱えている課題を本気で解決しようと行動できる方は必ず活躍できるはず。仕事に限らず、社内のコミュニケーションにおいても、相手の立場で物事を考えて、対応できるかが重要ですから。
最後に、これからの目標について
教えてください。
生成AIの登場によって、翻訳技術も大きく進化しています。そうした流れに逆らうのではなく、顧客に対して常にベストなサービスを提供していくことが、まず目指すべき姿だと思っています。
そのためには、社員が一丸となって協力し、顧客のニーズに応えていく必要があります。営業だけでなく、開発、CSも含めて積極的なコミュニケーションを重ね、全員で成長していける組織になりたいですね。