経営幹部インタビュー 秋山 史門
Executive interview
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我々が社会に提供できる価値とは?
スピード勝負のAI業界で、圧倒的な企業成長に挑むCMO
株式会社メタリアル 執行役員 CMO
(Chief Marketing Officer:最高マーケティング責任者)
秋山 史門(あきやま・しもん)
所属部署などは取材当時の情報を記載しています
プロフィール
2013年にP&G Japan株式会社にマーケティング職として入社し、直後にシンガポールのアジア本社へ異動。基幹事業であるファブリックケア部門に所属し、リージョナルブランドのプロジェクトリーダーとして、中長期のブランド戦略策定、新製品企画、360°の包括的なマーケティング戦略の立案・実行に従事。帰国後は、オリンピックのワールドワイドパートナーであるP&Gのオリンピックチームにおけるマーケティング統括ディレクターとして、平昌2018・東京2020・北京2022に向けた戦略と実行指揮。個別ブランドの収益最大化だけでなく、コーポレートブランディング、パートナーシップ強化、SDGs推進といった多角的な施策を展開し、大幅な事業成長を実現。
企業の価値を世の中に浸透させる
マーケティング
今の秋山さんを
築いたベースになっているのは、
どのキャリアですか?
やはり新卒入社したP&Gでの経験は、体に染み込んでいるような感覚がありますね。特にブランドマネジメントを担当していた頃の経験は、非常に大きな影響を与えていると思います。
元々は理系出身で、大学院までは機械工学系の研究者になろうと考えていたんです。しかし「学会で発表するだけでは、世の中に価値を還元できないのでは」と感じ、ビジネスの力学を知るためにも就職を決めました。世の中がどう回っているのかを知らなければ、自分のアイデアや研究も埋もれたままになってしまいますから。
そうした背景があり、「価値を作る」「価値を浸透させる」という軸で活躍できる職種であるマーケティングに興味を持ったんです。P&Gは世界的にも知られている通り、マーケティングおよびブランド経営に関して体系的な理論と育成の仕組みが出来上がっており、それらのカルチャーや仕組み、そして10年近い実務経験で培ったものがベースのキャリアとなっていると思います。
P&Gではオリンピックチームの
マーケティング統括ディレクターを
経験していますが、
どのような経緯で
担当することになったのですか?
P&Gはオリンピックのグローバルトップスポンサーであり、スポンサーシップを活かしたマーケティングや事業グロースに取り組むプロジェクトがあります。2013年に入社し、シンガポールにあるアジア本社でマーケティング職に従事していましたが、ちょうど異動で帰国するタイミングで「やってみないか」とアサインされたんです。
会社としては、長くオリンピックのワールドワイドパートナーとして関わっておりましたが、2018の平昌・2020の東京・2022の北京はアジアで三連続で大会があること、また2020に関しては東京がホストカントリーになることからP&G Japanとしては大きなチャンスだったため専任のディレクターとチームが形成されました。直接的にそれが理由と言われたわけではありませんが、おそらく「マーケティング職の実績があり、スポーツに詳しく、大会組織委員会や他のスポンサーとの協業など対外的なやり取りができる人材」としてアサインされたのでは、と思います。
秋山さんは、
プライベートでも
スポーツを
楽しまれているのですか?
はい。私はプライベートの楽しみの中心がスポーツでして、様々な競技にチャレンジしています。現在も東京都フットサルリーグに参加し、現役で競技フットサルを続けています。さらに少し変わった馬術競技の日本代表で、協会理事でもあります。他にも超長距離トライアスロン競技「アイアンマンレース」や、サーフィンなど色々なジャンルを幅広く楽しんでいます。
スピード感のあるビジネスの最前線へ
転職をしようと思ったきっかけは?
新卒入社から10年が経ち、少しずつ自分の成長スピードが鈍化しているのではないかと感じたことがきっかけです。同じ環境にいれば居心地は良いのですが、新たな挑戦や成長の機会が少なくなっていきます。そこで、次世代の植物性食品原料を開発するディープテック企業UMAMIUNITED JAPANに転職。アメリカ市場への進出にチャレンジしました。
そこでのチャレンジは非常に魅力的なものでしたが、AIの勢いがもの凄いと日々感じている中で、AI業界×マーケティング職の仕事をたまたま紹介してもらったことが、直接的なきっかけとなりました。
メタリアル・グループに
入社しようと思った決め手は?
AIはどうあがいても、この世の中を100%変えていくものですし、可能性も広がっていく技術。社会に与えるインパクトも大きく、ビジネスの最前線に立てるのではないかと思ったんです。新しい潮流の中で、マーケティングという開拓の余地がある領域にチャレンジできるチャンスだと感じました。
さらに、メタリアルが掲げているミッション「人類を場所・時間・言語・物理的に制約から解放する」への共感も決め手になりました。私自身、先にスポーツに関してお話しした通り、多趣味ということもあり、場所と時間が自由な環境で働ける点は非常に魅力的でした。一度きりの人生を最大化するには、働き方の制約がないことが私にとっては非常に重要ですので。
マーケティング視点から
経営戦略を立案する
現在担当している主な業務、
ミッションは何ですか?
持ち株会社と各事業会社を含むメタリアル・グループ全体のマーケティング戦略の策定や、組織におけるマーケティング力の醸成が主なミッションです。
CMO(Chief Marketing Officer)なのでマーケティング部長としての働きが多いかと思われるかもしれませんが、実際はマーケティング視点を活かした「経営戦略を考えること」が業務のほとんどを占めています。
具体的にはグループ全体の成長に向けた事業ポートフォリオの最適化を進めたり、M&Aや他社とのシナジー創出の可能性について広く議論したり。ブランド経営を意識した動きを行っています。
今までの経験が
活かされていると
感じたことはありましたか?
まさにP&Gで学んだ「ブランド経営」の考え方が、役立っていると思います。一般的なマーケティングはスコープを狭めて考えているケースも多くあります。販売促進、広告宣伝に注力するのも大切ですが、そこだけに閉じないブランド経営への意識も持つべきではないでしょうか。
企業の社会的責任や掲げているパーパスの実現に向けて、ステークホルダーと信頼関係を構築しながら、企業価値を高めていく。仕事を通じてそうしたプロセスを経験した結果、CMOとして良いパフォーマンスが発揮できていると感じています。
入社後に気づいたギャップや、
ご自身の変化について教えてください。
2015年にグロース市場へ上場したものの、まだまだベンチャー企業だと感じました。組織体制や社内システムが未完成の部分も多いですし、作りながら事業拡大を目指す段階でもありますね。
私にとっては「組織を作るプロセスに関わっていくおもしろさ」を感じる場所なので、整った環境で働くよりもやりがいがあります。
また「AI業界の変化スピード」の速さも、改めて実感しました。数ヶ月単位で新しい技術開発が進みますから、前職のフードサイエンス業界とはスピード感が全く違います。そういう意味でも、今の環境だから味わえるおもしろさを感じるようになりました。
企業成長の後押しと
「マーケティング×AI」の
言語化を目指して
今後の目標は何ですか?
会社としての目標は、業績向上です。2025年度内に突破口を作り、2026年には右肩上がりに成長していきたいですね。
個人的にはAI時代におけるマーケティングのあり方について、自分なりの理論を構築していきたいと考えています。AIの進歩に自分自身も貢献できるよう、マーケティングやブランディングとAIの関係性について探求を続けたいです。
最後に、候補者への
メッセージをお願いします。
やはりパッションがあり、好奇心や向上心を持っている人と一緒に働きたいですね。新しいことにトライしていく意欲がある方は、当社に向いていると思います。
この業界は変化のスピードが速く、保守的な姿勢でいるとおそらく負けてしまうんですよ。積極的に仮説を立てて「こうすればうまくいくのでは?」と改善を続けられる挑戦者が、活躍できるのではないでしょうか。
メタリアルは代表の五石さん、CAIOの米倉さんをはじめ、経営陣が大きなビジョンを語っています。そうした挑戦的で魅力溢れる人材と働けるのも、良いチャンスです。ご応募をお待ちしています!